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Yes / イエス

The CLASSIC TALES OF YES Tour 2024

デビュー55周年記念公演!

日本初披露曲を含む、バンドの壮大な歴史を紐解く”究極のセットリスト”が実現!

<来日メンバー(予定)>

スティーヴ・ハウ(G)、ジェフ・ダウンズ(Key)、ジョン・デイヴィソン(Vo)

ビリー・シャーウッド(Ba)、ジェイ・シェレン(Dr, Per)

ご来場の方へ重要なお知らせ

ビデオカメラによる撮影や、一眼レフカメラを含む、プロ用とみなしうる機材を用いた撮影・録音は一切禁止致します。スマートフォン及び個人用コンパクトデジタルカメラの使用は可能です。ただし、フラッシュ機能の使用や、他のお客様の視界を遮る等の鑑賞の妨げになるような行為、また、商用利用を目的とした撮影・録音は禁止いたします。

本日9月25日(水)大阪・NHK大阪ホール公演の当日券は、開場時間(18:00)より会場の当日券売り場にて販売します。
 
※枚数に限りがありますので、ご来場いただいてもご購入できない場合がございます。
※売り切れ次第販売を終了いたします。
 
 
<当日券(税込)>
S席 13,000円
 
※未就学児(6歳未満)入場不可。6歳以上はチケット必要
※お支払いは現金のみ

本日9月23日(月・休)名古屋・岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市公会堂)公演の当日券は、15:30より会場の当日券売り場にて販売します。

※枚数に限りがありますので、ご来場いただいてもご購入できない場合がございます。
※売り切れ次第販売を終了いたします。


<当日券(税込)>
S席 13,000円

※未就学児(6歳未満)入場不可。6歳以上はチケット必要
※お支払いは現金のみ

9月21日(土)仙台公演の当日券は、開場時間(16:00)より販売いたします。
 
<席種(税込)>
S席¥13,000
 
※別途1ドリンク代必要
※未就学児(6歳未満)入場不可。6歳以上はチケット必要
※決済は現金のみとなります。

9月18日(水)、19日(木)東京公演の当日券は、開場時間(18:00)より販売いたします。
 
<席種(税込)>
GOLD¥25,000グッズ付き ※グッズは当日会場にてお渡しいたします
S席¥13,000
 
※未就学児(6歳未満)入場不可。6歳以上はチケット必要
※現金、クレジットカード、電子マネーでの支払いが可能です(一部使用できないものもあります)
 

イエス、2年ぶりのジャパン・ツアーが開幕。スティーヴ・ハウの奮闘ぶりとバンドの結束力、そして55年の歴史を凝縮した“究極のセット・リスト”にシビれた!
 
 “『危機』の曲は以前から何度も演奏しているから、今回は新鮮で斬新なアプローチが必要だった。だから、控えめに言ってとてもエキサイティングだし、大きなチャレンジでもある。イエスにチャレンジ精神がなくなってしまったら、その時はバンドの終わりを意味するんだ。”(スティーヴ・ハウ)
 
 プログレッシヴ・ロックの代名詞と呼べる最高のバンド、イエスが2年ぶり12度目の来日を果たし、9月16日(月)の東京公演からジャパン・ツアーが始まった。今回は東京3日、仙台1日、名古屋1日、大阪1日の合計6公演が行われ、約10日間かけて日本を縦断する。イエスが仙台でコンサートを行うのは1994年のトーク・ツアー以来で、なんと30年ぶりだそう。
 来日メンバーは2022年に行われた前回公演と同じで、スティーヴ・ハウ(g, vo)、ジェフ・ダウンズ(kbd, vo)、ビリー・シャーウッド(b, vo)、ジョン・デイヴィソン(vo)、ジェイ・シェレン(ds)の5人。スティーヴは70年代黄金期からのメンバーで、ジェフは80年代、ビリーは90年代からイエスと深く関わってきている。ジョンはイエスに加入してから早12年が経過して完全にヴォイス・オブ・イエスとして定着したし、ジェイも8年前からイエスをサポートしてきて、2023年2月に亡きアラン・ホワイトの後釜として三代目ドラマーに就任している。
 今回は「The CLASSIC TALES OF YES Tour 2024 デビュー55周年記念公演」と銘打っており、1969年のレコード・デビューから55周年を記念した公演という位置づけになるうえ、1973年のリリースから50周年を迎えた『海洋地形学の物語』をフィーチャーした昨年のアメリカ・ツアーからの流れを継承し、さらに最新作『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』までを俯瞰した、聴きどころ満載の選曲となっている。公演ごとにテーマを決め、それに沿った選曲で毎回楽しませてくれるイエスだが、今回は「決してノスタルジックなアンソロジー・ショーにはしたくない」というスティーヴの想いを汲んだ、新旧ファンが歓喜するようなセット・リストを用意してくれた。
 
【セット・リスト 9月16日】*『』内は収録アルバム
<第1部>
オープニング:青少年のための管弦楽入門(Young Persons Guide To The Orchestra)
01. マシーン・メシア(Machine Messiah)『ドラマ』
02. アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル(I've Seen All Good People)『サード・アルバム』
03. 究極(Going For The One)『究極』
04. アメリカ(America)-Southern Solo- 『イエスタデイズ』
05. 時間と言葉(Time And A Word)『時間と言葉』
06. 世紀の曲り角(Turn Of The Century)『究極』
07. シベリアン・カートゥル(Siberian Khatru)『危機』
<第2部>
08. 南の空(South Side Of The Sky)『こわれもの』
09. カット・フロム・ザ・スターズ(Cut From The Stars)『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』
10. 海洋地形学の物語ダイジェスト・メドレー(Tales From Topographic Oceans Medley)『海洋地形学の物語』
<アンコール>
11. ラウンドアバウト(Roundabout)『こわれもの』
12. スターシップ・トゥルーパー(Starship Trooper)『サード・アルバム』
 
 東京公演は、イエスとして初めて昭和女子大学の人見記念講堂での開催となった。まず注目したいのが、5人の出で立ちの変貌ぶりだ。2年前と比べ、彼らの雄姿は一段とスケールアップしていて、ステージ上の佇まいも堂々としているのがわかる。それはまさしく“団結”と“自信”の現れなのだろう。それを早々に証明したのが1曲目の「マシーン・メシア」だった。いきなり10分強の曲を、ほぼレコードと同じスピードで一糸乱れず演奏し、この曲のオリジナル・パフォーマーであるスティーヴとジェフの掛け合いもお見事。
 続く定番曲「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」では、ジョンとビリーとスティーヴによる流れるようなコーラス・ハーモニーが美しくて早くも夢心地となる。3曲目は遂に日本初演となる「究極」が登場。スティーヴによるスティール・ギターの絶妙なボトル捌きが映える曲で、そのダイナミックなロックンロールが体を揺らす(スティーヴはスティール・ギターを左右に移動させながらソロを弾くという妙技も披露!?)。
 「アメリカ」は中盤から後半にかけての「Southern Solo」と呼ばれるインスト・パートが演奏され、ここでもスティーヴのギター・ソロに注目が集まる。彼はソロを弾きながら歩き回ったり片足を上げたりと、とにかく元気一杯で、ひところ心配されていたリズムの遅れも皆無になった。続く「時間と言葉」と「世紀の曲り角」はフル演奏。こうしたバラード曲におけるジョンのヴォーカルの伸びやかな高音の美しさは、まるで天使のようだ。また「世紀の曲り角」におけるスティーヴのアコースティック・ギターの静謐な響きを始め、彼の得意技である曲中でのギターの持ち替えやジェフの優雅なピアノ・ソロ、ジェイのマレット演奏など、この曲のオリジナルのイメージを損なうことなく、大切に演奏されたのが何よりも嬉しかった。
 第1部の最後は「シベリアン・カートゥル」が演奏された。当初予定されたセット・リストには入っていなかったものの、サウンド・チェック中に急遽変更されたらしい。今回の公演は前回公演とは選曲が重複しない(アンコールを除く)はずだったので、これは嬉しいサプライズ。変拍子やキメの多い曲だが、もちろん完璧な再現演奏で、大歓声のもと第1部は締めくくられた。
 
 約20分の休憩後、第2部は「南の空」で幕を開けたが、なんとあの『こわれもの』と同じ靴音のSEから始まったのにはビックリ。この曲は難易度が高く、中盤のピアノ・ソロや後半におけるギターとシンセの掛け合いなどキーボードの見せ場が多いのだが、ジェフが奮起してスティーヴとの激闘を見せてくれた。スティーヴが赤いストラトに持ち替えた「カット・フロム・ザ・スターズ」は、この5人のメンバーでレコーディングした最新曲ということもあり、抜群にシャープでドライヴするグルーヴィなサウンドは、今日イチバンの出来映えだった。
 第2部の最後で今晩のハイライトは、イエス史上最強の超大作『海洋地形学の物語』(合計80分)を20分強の長さにアレンジしたダイジェスト・メドレーだ。このアルバムがリリースされた当時でさえ全曲を演奏する機会は決して多くはなかったのに、スティーヴはこのアルバムの全体像をなんとかライヴで披露したいと考え、壮大なダイジェスト構想に至ったという。スティーヴによれば「クラシック音楽のように演奏者を変えることはできても、聴衆のイエスに対するイメージを変えることはできない」ということで、オリジナル・アレンジからの編集作業にはかなり苦労したようだ。だが実際に作業を始めてみると、単なる時短のためにハサミを入れる編集とは異なり、組曲に新しい視点を与え、誰も想像したことがなかった“新しい組曲”として成立させることに成功している。なんと我々リスナーは、あの大交響曲のエッセンスを一気にライヴ体験することができてしまったわけだ。言葉で表現するのは難しいが、このメドレーの素晴らしさは実際に会場で爆音体験してもらうのが一番わかりやすいだろう。
 
 アンコールは定番中の定番である「ラウンドアバウト」と「スターシップ・トゥルーパー」が演奏された。プログレだから大合唱というわけにはいかないが、誰もが小声で「ラウンドアバウト」を一緒に歌っていたのは実に微笑ましい光景だったし、終演後に皆が口を揃えて「楽しかった!」と言っているのを聞いてホッコリ。休憩を除いてきっかり2時間のパフォーマンスは、選曲、演奏、満足度ともに過去最高レベルに達してきている。超絶テクニックにあふれるコテコテのサウンドを体験するのもプログレの醍醐味だと思うが、印象派の絵画のように芸術的で繊細なイエス・ミュージックを生で味わうのも、極上で贅沢な時間となるに違いない。
 
 なんと言ってもスティーヴ・ハウの奮闘ぶりにはいつも驚かされる。77歳という年齢をまったく感じさせない壮絶ギター・プレイを披露してくれただけでなく、曲の進行ポイントやカウント出し、照明の指示に至るまで、もうなんでもかんでも一人で背負ってる感じがヒシヒシと伝わってくる。現在のイエスは平均年齢が65歳であり、若いロック・バンドと比較することはできないものの、複雑な構成や変拍子をものともせず、いまも現役感たっぷりの演奏でもり立てているのはさすがだし、必ずしも年齢の高さがパフォーマンスに直接影響を与えるわけではないということが証明された、感動的な初日公演だった。
 
 イエスのジャパン・ツアーは始まったばかりで、この後東京公演2日間と仙台、名古屋、大阪へと続いていく。音楽界のスターシップ・トゥルーパーたちが奏でる、極上のライヴ・パフォーマンスを見逃すことなかれ!

片山 伸(Shin Katayama)

Photo Credit: 古溪 一道(Kazumichi Kokei)

SOLD OUTとなっている本日の公演ですが、機材席開放につき、開場時間(16:00)より若干枚数販売いたします。

<当日券>
GOLD 25,000円
S席 13,000円

※上限枚数に達し次第、販売を終了いたします。お並びいただいてもご購入できない場合がございます。

いよいよ16日から来日公演がスタート!この度、物販情報を公開しました!

今回のオフィシャルグッズは全て日本でデザインされた日本限定グッズとなっております!お買い逃し無く!

詳細はこちら

いよいよ来月にせまったYES来日公演。
大阪公演がSOLD OUTとなりました!さらに、仙台、名古屋公演のチケットも残りわずかとなっています。
 
日本初披露曲を含む、“究極のセットリスト”で送るデビュー55周年記念公演をお見逃しなく!

いよいよ来月開催されるYES来日公演。GOLDチケットの特典グッズの詳細を公開いたしました!
 
ピック&ピンバッジは、東京3日間で各日デザインが異なる特別仕様。
それぞれ、今回のツアーで披露予定の楽曲が収録されたアルバムジャケットがデザインされています!

尚、グッズは各公演当日の入場時にお渡しいたします。
 
GOLDは9月18日(水)、19日(木)の東京公演のみ残りわずかとなっています。
ご購入はお早めに!

2024年9月に行われるブログレッシヴ・ロック・バンドのレジェンド、イエス2年ぶりの来日公演を記念して、アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ『閃光(Anderson, Bruford, Wakeman, Howe)』とイエス『結晶(Union)』の“国内初レコード化”が決定。2024年9月4日(水)にソニーミュージックからリリースとなる。 

『閃光』はイエスの創設者のひとりであるジョン・アンダーソン(vo)が『ビッグ・ジェネレイター』ツアーの終了と同時にイエスを脱退し、心機一転黄金期を共にした元メンバーのビル・ブラッフォード(ds)、リック・ウェイクマン(kbd)、スティーヴ・ハウ(g)といった旧友を集めて結成したアンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ(以下、ABWH)唯一のアルバム。イエスよりもイエスらしいサウンドに満ちた渾身の作品。オリジナル・リリースは1989年なので、なんと35年越しの国内レコード化となる。欧州オリジナル盤は限定見開きジャケット(タイトル部分のバックが黒く塗られたもの)と通常盤シングル・スリーヴ(同部分が明るいもの)の2種類が作られたが、今回の国内盤レコードは見開きジャケットでのリリースとなる(通常盤レコードやCDとは異なるイラスト)。オリジナル・レコードと異なり、カラー(レッド)・ヴァイナル仕様となっており、2枚組となって1枚組に比べて音質を向上させた上、さらに3曲のボーナス・トラックが収録されている。 

『結晶』は、『こわれもの』『危機』を生んだイエス黄金期のラインナップからなるABWHと、イエスのもう一人の創設者クリス・スクワイア(b)にアラン・ホワイト(ds)、トニー・ケイ(kbd)、トレヴァー・ラビン(g)というメンバーの本家イエスが合体し、誕生した新生8人組イエス、唯一の作品。オリジナル・リリースは1991年なので、なんと33年越しでの国内レコード化となる。当時リリースされた英国盤オリジナル・レコードは、収録時間の関係で「アンコール・ワット」を外した13曲入りとなっていた(米盤Club Editionのみ14曲入りでリリースされた)が、今回は2枚組のため同曲を含む全14曲入りの完全版となった。加えて2曲のボーナス・トラックが収録されている。『閃光』同様にカラー(ブルー)・ヴァイナル仕様となっており、2枚組となって1枚組に比べて音質を向上させている。

今回発売となるに国内盤レコードの2タイトルはまさに至れり尽くせりのファン必携のアイテムとなるだろう。

■『閃光』の購入と試聴はこちらから:

https://SonyMusicJapan.lnk.to/ABWH_sk

■『結晶』の購入と試聴はこちらから:

https://SonyMusicJapan.lnk.to/YES_uo

東京初日9月16日(月・祝)公演のチケットがSOLD OUT!残る東京公演は、18日(水)と19日(木)の2日間となります。
さらに、仙台、大阪公演のGOLDもSOLD OUT!名古屋のGOLDも残りわずかとなっています!
 
“究極のセットリスト”を披露する2年ぶりの来日公演をお見逃しなく!

いよいよ明日10時よりチケットの一般発売がスタートするYES来日公演。
東京初日9/16(月・祝)公演のGOLDがSOLD OUTとなりました!さらに、仙台・名古屋・大阪公演のGOLDも残りわずかとなっています。
 
チケットはお早めにお買い求めください!
 

 プログレッシヴ・ロックを代表するバンド、イエスの2年ぶりとなる来日公演が決定した。1973年に初めて日本を訪れてから、今回で12度目となる(ABWH公演を入れると13度目)。イエスは1969年7月のレコード・デビューから今年で55周年を迎え、今回の来日公演はその記念公演という位置づけになるうえ、1973年のリリースから50周年を迎えた『海洋地形学の物語』をフィーチャーした昨年秋のアメリカ・ツアーの流れを引き継ぎ、さらに現時点での最新作『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』(2023年5月リリース)を引っさげての凱旋公演という、見どころ、聴きどころ満載のコンサートになりそうだ。
 1969年のレコード・デビュー以来、離合集散をくり返し、アメーバのように姿かたちを(もちろん音楽性も)変えながら、55年という長きにわたり活動を続けてきたイエスは、もはやバンドというよりひとつの概念と化したかのように見える。これまでキング・クリムゾンやピンク・フロイド、ジェネシス、エマーソン・レイク&パーマーとともにブリティッシュ5大バンド(すなわち世界5大バンド)と呼ばれてきたが、いまも現役で活動を続けているのはイエスのみとなった。
 現在のイエス(2024年5月時点)は、70年代黄金期のメンバーだったスティーヴ・ハウ(77歳)を筆頭に、80年代の『ドラマ』期に活躍したジェフ・ダウンズ(71歳)、90年代からの仲間であるビリー・シャーウッド(59歳)、2000年代から参加したジョン・デイヴィソン(53歳)、そして2022年に正式に3代目ドラマーに就任したジェイ・シェレン(63歳)という、世代や参加時期は異なるものの、新たな完成形へ到達したラインナップとなっている。スティーヴ・ハウによれば「成長し、前進し続けること」がイエスのモットーであり、いまのメンバーはそれを成し遂げることが可能なのだという。
 70年代に活躍した人気バンドの多くは、メンバーの高齢化などにより往年の勢いのある演奏ができなくなってきていると危惧されているが、奇しくもイエスの場合はリズムの屋台骨を支えていたクリス・スクワイア(b)とアラン・ホワイト(ds)を相次いで失ったという経緯があり、それらのパートを補うことでごく自然にメンバーの若返りを果たし、黄金期を彷彿とさせるエキサイティングでダイナミックなパフォーマンス能力を取り戻したことは、前回の来日公演で実証されたばかり。『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』のレコーディングを通してバンドの結束力も高まり、さらにパワーアップしたパフォーマンスが期待できそうだ。
 今回特に注目したいのは『The Classic Tales Of Yes』と題されたジャパン・ツアーのセット・リストである。今回の公演は、長い活動歴のなかから誰もが知る代表曲や、コアなファンも唸るようなレア曲までもがセット・リストに組み込まれていて、まさにデビュー55周年を祝うオールタイムな選曲となっているのが特徴だ。重厚な「マシーン・メシア」や日本初演奏予定の「究極(Going For The One)」と「イット・ウィル・ビー・ア・グッド・デイ(ザ・リヴァー)」に、亡きアラン・ホワイトに捧げる「世紀の曲り角(Turn Of The Century)」や「アメリカ」など、現在のメンバー構成となってから初めて演奏される楽曲がずらりと並び、過去類を見ないイエス・ファン垂涎のセット・リストとなりそう。特筆すべきは1973年にリリースされたアルバム『海洋地形学の物語』の50周年を記念した「全曲メドレー」で、2枚組全4曲でトータル80分に及ぶこの大作のエッセンス(聴きどころ)をギュッとコンパクトに編集した約20分のヴァージョンは、この壮大な作品を再確認、再評価する絶好の機会となるだろう。まだ未確定ではあるものの、日本公演のみの特別な曲がセット・リストに追加される可能性もあるので期待したい。

 すでに次なるアルバムのレコーディングも佳境に入っていると伝えられているイエスは、これまでになく充実したラインナップで、さながらニュー・バンドのごとくアイデアに溢れた活動をエンジョイしているように見うけられる。名実共にバンドのプロデューサーとなったスティーヴ・ハウが率いる現在のイエスは、果たして我々に期待以上のパフォーマンスを見せてくれるのだろうか? その答えは、もちろん「イエス」だ!

文:片山 伸(Shin Katayama)

※本文で紹介している楽曲については、2023年秋の全米ツアーのセット・リストを参考にしています。日本公演では変更される場合があります。予めご了承下さい。

TOKYO

昭和女子大学人見記念講堂

2024年9月16日(月・祝) ※SOLD OUT!

OPEN 16:00 / START 17:00

2024年9月18日(水)

OPEN 18:00 / START 19:00

2024年9月19日(木)

OPEN 18:00 / START 19:00

お問い合わせ:ライブネーション・ジャパン LIVENATION.CO.JP

SENDAI

仙台GIGS

2024年9月21日(土) ※残りわずか!

OPEN 16:00 / START 17:00

お問い合わせ:EDWARD LIVE 022-266-7555 (平日11:00〜15:00)

NAGOYA

岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市公会堂)

2024年9月23日(月・休) ※残りわずか!

OPEN 16:00 / START 17:00

お問い合わせ:CBCテレビ事業部 052ー241-8118(平日10:00~18:00)

OSAKA

NHK大阪ホール

2024年9月25日(水) ※SOLD OUT!

OPEN 18:00 / START 19:00

お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00-18:00 ※日・祝除く)

GOLD
¥25,000
グッズ付き ※グッズは当日会場にてお渡しいたします
S席
¥13,000
A席
¥12,000
  • 価格は全て税込み
  • 未就学児(6歳未満)入場不可。6歳以上はチケット必要
  • 仙台公演のみ別途1ドリンク代必要
  • GOLDチケットのグッズは後日発表予定
  • チケット申し込み前にサイト下段の注意事項を必ずお読みください

SEAT MAP

一般発売(東京公演)

6/15(土)10:00 AM
チケットぴあ 楽天チケット ローソンチケット イープラス

Live Nation Japan Premium Club会員 先行(東京・仙台・名古屋・大阪公演)

5/10(金)正午12:00~5/12(日)23:59
※抽選受付
▶会員登録(有料)/購入方法はこちら
受付終了

Live Nation Japan メルマガ会員 先行(東京・仙台・名古屋・大阪公演)

5/13(月)正午12:00~5/15(水)23:59
※抽選受付
▶会員登録(無料)/購入方法はこちら
受付終了

チケットぴあ 独占先行(東京・仙台・名古屋・大阪公演)

初回:5/16(木)正午12:00〜5/21(火)23:59
2次:5/22(水)正午12:00〜5/28(火)23:59
3次:5/29(水)正午12:00〜6/2(日)23:59

※抽選受付
受付終了

チケットぴあ(東京公演)

6/3(月)正午12:00〜6/11(火)23:59
※抽選受付
受付終了

楽天チケット(東京公演)

6/3(月)正午12:00〜6/10(月)9:59
※抽選受付
受付終了

ローソンチケット(東京公演)

初回:6/3(月)正午12:00〜6/6(木)23:59
2次:6/7(金)正午12:00〜6/12(水)23:59

※抽選受付
受付終了

イープラス(東京公演)

6/3(月)正午12:00〜6/9(日)23:59
※抽選受付
受付終了

チケット購入前に必ずお読みください

車椅子をご利用の方は、安全上ハンディキャップエリアをご利用いただく必要があります。車いすでの観覧をご希望のお客様は、チケットをご購入の上、以下の通りお申込み下さい。

ハンディキャップエリアへの付き添いは1名様までです。付き添いの方もチケットが必要なります。また、スペースに限りがございますのであらかじめご了ください。

ご利用希望の方は、チケット購入後、問合せフォームより以下の情報を添えてお申し込みください。

  • お名前
  • 公演日
  • 購入されたチケットの券種
  • 同伴者の有無
  • ご連絡先お電話番号
  • 車いすの種類(電動/手動)
  • 整理番号(発券済みの場合)

※スペースに限りがありますのであらかじめご了承ください。
※車いすをご利用の方を優先的にご案内させて頂いております。

STEP 1

STEP 2 *既に会員の方はここからスタート

STEP 3

  • 「ライブネーション・メルマガ先行」横の青い「ログイン」をクリック
  • メールアドレスとパスワードを入力してログイン
  • 自動的に画面が切り替わり、再度公演情報ページが表示されます。

STEP 4

  • 「ライブネーション・メルマガ先行」横の青い「チケットを購入」ボタンをクリック
  • プレイガイドのページに移動しますので、画面の指示に従いチケットをご購入下さい

【販売日時】
下記の時間より先行販売を開始いたします。
先行販売終了後は開場時間より販売いたします。
 
東京:昭和女子大学人見記念講堂 
9月16日(月・祝) 先行販売:14:30〜15:30
9月18日(水) 先行販売:16:30〜17:30
9月19日(木) 先行販売:16:30〜17:30
 
仙台:仙台GIGS
9月21日(土) 先行販売:14:30〜15:30 
 
名古屋:岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市公会堂)
9月23日(月・休) 先行販売:14:30〜15:30
 
大阪:NHK大阪ホール
9月25日(水) 先行販売:16:30〜17:30
 

【支払い方法】
現金、各種クレジットカード、電子マネー


 
【注意事項】
* 商品の販売価格は全て消費税込の金額になります。
* 販売の内容や価格は変更になる場合がございますので、予めご了承ください。
* 商品の数には限りがあります。売り切れとなる場合がございますので予めご了承ください。
* チケットをお持ちでない方もご購入可能です。
* 不良品以外の返品・交換は一切お断りさせていただきます。
* 終演後の販売は時間に限りがあるため、状況に応じて途中で列の受付を締め切らせていただきます。

 プログレッシヴ・ロックを代表するバンド、イエスの2年ぶりとなる来日公演が決定した。1973年に初めて日本を訪れてから、今回で12度目となる(ABWH公演を入れると13度目)。イエスは1969年7月のレコード・デビューから今年で55周年を迎え、今回の来日公演はその記念公演という位置づけになるうえ、1973年のリリースから50周年を迎えた『海洋地形学の物語』をフィーチャーした昨年秋のアメリカ・ツアーの流れを引き継ぎ、さらに現時点での最新作『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』(2023年5月リリース)を引っさげての凱旋公演という、見どころ、聴きどころ満載のコンサートになりそうだ。
 1969年のレコード・デビュー以来、離合集散をくり返し、アメーバのように姿かたちを(もちろん音楽性も)変えながら、55年という長きにわたり活動を続けてきたイエスは、もはやバンドというよりひとつの概念と化したかのように見える。これまでキング・クリムゾンやピンク・フロイド、ジェネシス、エマーソン・レイク&パーマーとともにブリティッシュ5大バンド(すなわち世界5大バンド)と呼ばれてきたが、いまも現役で活動を続けているのはイエスのみとなった。
 現在のイエス(2024年5月時点)は、70年代黄金期のメンバーだったスティーヴ・ハウ(77歳)を筆頭に、80年代の『ドラマ』期に活躍したジェフ・ダウンズ(71歳)、90年代からの仲間であるビリー・シャーウッド(59歳)、2000年代から参加したジョン・デイヴィソン(53歳)、そして2022年に正式に3代目ドラマーに就任したジェイ・シェレン(63歳)という、世代や参加時期は異なるものの、新たな完成形へ到達したラインナップとなっている。スティーヴ・ハウによれば「成長し、前進し続けること」がイエスのモットーであり、いまのメンバーはそれを成し遂げることが可能なのだという。
 70年代に活躍した人気バンドの多くは、メンバーの高齢化などにより往年の勢いのある演奏ができなくなってきていると危惧されているが、奇しくもイエスの場合はリズムの屋台骨を支えていたクリス・スクワイア(b)とアラン・ホワイト(ds)を相次いで失ったという経緯があり、それらのパートを補うことでごく自然にメンバーの若返りを果たし、黄金期を彷彿とさせるエキサイティングでダイナミックなパフォーマンス能力を取り戻したことは、前回の来日公演で実証されたばかり。『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』のレコーディングを通してバンドの結束力も高まり、さらにパワーアップしたパフォーマンスが期待できそうだ。
 今回特に注目したいのは『The Classic Tales Of Yes』と題されたジャパン・ツアーのセット・リストである。今回の公演は、長い活動歴のなかから誰もが知る代表曲や、コアなファンも唸るようなレア曲までもがセット・リストに組み込まれていて、まさにデビュー55周年を祝うオールタイムな選曲となっているのが特徴だ。重厚な「マシーン・メシア」や日本初演奏予定の「究極(Going For The One)」と「イット・ウィル・ビー・ア・グッド・デイ(ザ・リヴァー)」に、亡きアラン・ホワイトに捧げる「世紀の曲り角(Turn Of The Century)」や「アメリカ」など、現在のメンバー構成となってから初めて演奏される楽曲がずらりと並び、過去類を見ないイエス・ファン垂涎のセット・リストとなりそう。特筆すべきは1973年にリリースされたアルバム『海洋地形学の物語』の50周年を記念した「全曲メドレー」で、2枚組全4曲でトータル80分に及ぶこの大作のエッセンス(聴きどころ)をギュッとコンパクトに編集した約20分のヴァージョンは、この壮大な作品を再確認、再評価する絶好の機会となるだろう。まだ未確定ではあるものの、日本公演のみの特別な曲がセット・リストに追加される可能性もあるので期待したい。

 すでに次なるアルバムのレコーディングも佳境に入っていると伝えられているイエスは、これまでになく充実したラインナップで、さながらニュー・バンドのごとくアイデアに溢れた活動をエンジョイしているように見うけられる。名実共にバンドのプロデューサーとなったスティーヴ・ハウが率いる現在のイエスは、果たして我々に期待以上のパフォーマンスを見せてくれるのだろうか? その答えは、もちろん「イエス」だ!

文:片山 伸(Shin Katayama)

※本文で紹介している楽曲については、2023年秋の全米ツアーのセット・リストを参考にしています。日本公演では変更される場合があります。予めご了承下さい。

Photo by Gottlieb Bros

イエス(YES)

1968年、ロンドンでクリス・スクワイア (B)、ジョン・アンダーソン(Vo)を中心に結成されたプロレッシヴ・ロック・バンド。1970年代のプログレッシヴ・ロック・ブームを牽引、数々の名盤を生み出し、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、EL&P、ジェネシスと共に五大プログレ・バンドと呼ばれ、ロック史上に大きな影響を与えたバンドのひとつである。

代表作はアルバム『こわれもの』(1971年)、『危機』(1972年)、『ロンリー・ハート』(1983年)など。1985年度グラミー賞初受賞。2017年にはロックの殿堂入りを果たしている。2015年6月27日に唯一のオリジナル・メンバーだったクリス・スクワイアが急性骨髄性白血病により急逝。離合集散を繰り返しながら、他の巨大バンドと比べてもほとんど活動休止期間を持たずに今も現役で活動を続けている。

[イエスの近況]

2014年に21作目のオリジナル・アルバム『ヘヴン&アース』をリリース。このアルバムはスティーヴ・ハウ(g)とクリス・スクワイア(b)を中心に、アラン・ホワイト(ds)、ジェフ・ダウンズ(kbd)、ジョン・デイヴィソン(vo)という布陣で録音。2010年代は毎年アルバム完全再現ツアーを企画し、ツアー三昧の日々を送っていたイエスだったが、2015年6月27日に唯一のオリジナル・メンバーだったクリス・スクワイアが急性骨髄性白血病により急逝する。

その後かねてからサポート・メンバーとして帯同していたビリー・シャーウッド(b)があとを引き継いだ。同年ライヴ盤『“危機”&“こわれもの”完全再現ライヴ~ライヴ・イン・アリゾナ2014』をリリース。一連のアルバム再現ツアー(とライヴ盤)が高評価を得たこともあり、2016年に『海洋地形学の物語』や『ドラマ』の完全再現を含むツアーを各地で行っている。

しかしこのツアーの直前にアラン・ホワイトが腰痛を訴え戦線離脱、椎間板ヘルニアの手術を受けることになったため、ツアーにはエイジアやサーカへの参加経験のあるジェイ・シェレン(ds)がサポートし見事大役を果たしている。そしてその音源を収録したライヴ盤『海洋地形学の物語/ドラマ ライヴ・アクロス・アメリカ』が2017年にリリースされた。2017年春には3度目のノミネートにしてようやく“ロックの殿堂”入りを果たし、セレモニーでは久しぶりに現イエス(スティーヴ・ハウ、アラン・ホワイト)とARW(ジョン・アンダーソン、リック・ウェイクマン、トレヴァー・ラビン)が合体してステージに立った(ゲスト・ベーシストはラッシュのゲディ・リー)。

そして2018年にはバンド結成50周年を迎えたツアーを開始、新旧の代表曲を取り混ぜたセット・リストは大いに歓迎され、翌2019年2月には3年ぶりの来日公演も実現している。そのツアーから収録したライヴ盤『50周年記念ライヴ』が2019年夏にリリースされた。また秋にはイエスに一時期在籍していたオリヴァー・ウェイクマン(リック・ウェイクマンの息子)が中心となって2011年に制作されていたミニ・アルバム『From A Page』をリリース。

2020年には前年のロイヤル・アフェア・ツアーを収録した『The Royal Affair Tour: Live from Las Vegas』をリリースしており、いよいよオリジナル新作の登場となった。

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【YES来日公演】The CLASSIC TALES OF YES Tour 2024

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YES - Going For The One (Live) - Salle Pleyel, Paris, France. May 20 2024

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企画・制作・招聘:Live Nation Japan合同会社

協力:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルワーナーミュージック・ジャパン

<東京公演>
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主催:CBCテレビ 後援:ZIP-FM

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主催:FM802 / FM COCOLO 協力:読売テレビ放送